食べ方を変える~定年までに身に付けたいこと~

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こんにちは!
還暦サーファーKBです。
シニア社員として勤務中の62歳単身男性です。

元気に楽しくより良いシニアライフを過ごすには

定年まで身に付けておいた方が良いことがあります。

それは男性でも料理ができることです。

料理するようになると食に関心を持つようになり

食べ方も変わります。

それは生きることに関心を持つことにもなります。

 

 

値引きのお弁当の夕食

 

 

近所のスーパーでは夜になるとシニアの方が

値引きされたお弁当やお惣菜を購入する姿を見ます。

自分で作るより経済的で手間も掛かりません。

私もその1人でした。

美味しければ化学調味料も仕方ないと思ってました。

しかしあるセミナーで現在の食環境の話を聞いて

食事に無関心ではいられなくなりました。

 

 

目の前の食品に関心を持たなくてはいけない!

食品を選んだ自分は自分自身に責任を持つべきだと

と思ったのです。

 

 

それから自炊するようになりました。

自炊はやる気があるうちに始めたほうがいいですよ。

 

 

不自然な食品たち

 

 

多くの食品には添加物が使用されていています。

食品流通上やむを得ないと思います。

 

しかし輸入された遺伝子組換え作物が

こんなにも身近に使われているとは知りませんでした。

 

これらは

畜産飼料として使われて畜産品、乳製品になっています。

食用油、異性化糖(甘味料)、加工デンプン、

醸造用アルコール等に変わって食品の原料になっています。

国内で遺伝子組換え作物は生産されていないのに…

遺伝子組換え作物には農薬、除草剤も多く使われています。

 

さらに

輸入牛肉、豚肉、鳥肉の中には

成長ホルモンを使って短期間で肥育されたものが流通しています。

成長ホルモンの使用は国内で認可されていません。

 

 

食品、外食のほとんどに不自然な成分が含まれています。

50年前には存在していないものです。

 

こういう食品はできるだけ摂らないことにしました。

 

 

法律は企業、国の視点で整備されています。

食品表示法では一部の情報しか記載義務がありません。

食品に使われている原料情報は追跡できないのです。

マスコミはスポンサーを気にしてこのような報道はしません。

ネットで調べないと出てこない情報ばかりです。

 

そして国は車を輸出する代わりに

遺伝子組換え作物と成長ホルモンを使った牛肉を輸入しています。

 

合成化合物を含む食品がどの程度身体に影響するかは判りません。

しかし選択の自由は誰にでもあると思います。

 

 

合成化合物の消化は身体に負担

 

 

私達の体内の反応は酵素が働くことでスムースに進みます。

消化、エネルギー生成、細胞新生、免疫、老廃物処理、排泄等、

全て酵素が仲立ちしています。

その酵素の総量は有限なのです。

 

食品添加物等の合成化合物の多くは自然界にないもの。

だからこういう食品の消化には酵素が大量に必要なのです。

自然界には消化を助ける食品もあるというのに…

 

消化に酵素を大量に消費すると身体の機能を保つ方面に影響が出ます。

歳を重ねるほど消化に余計な負担を掛けずに

もっと身体を健康な状態に保つことに酵素を使うべきなのです。

 

 

外食はほぼ「害食」

 

 

化学調味料、添加物等を含むと思われる外食は「害食」と考えて

可能な範囲で避けるようにしています。

 

しかし、コンビニ以外に選択肢がない場合や

お付き合いで止むを得ないときもあります。

そのときは食材や食品に感謝して頂くようにします。

 

外食でも例外はあります。

自然素材を使い化学調味料不使用のお店やお惣菜・お弁当もあります。

食材と作る方の想いやお考えを吟味して食品を選択しています。

 

食品表示はガン見してます。

お土産で頂いた食品の表示です。

 

イタリア産の瓶入りトマトソースは保存料等を含みません。

清潔な操作をしないと冷蔵庫でもカビが生えてきます。

登山で持ち歩いていたサンドイッチのパックは

数日間、封を開けた状態で持ち歩いてもカビは生えません。

不自然ですよね。

 

新大阪駅で並んで買ったシュウマイは食べると

東京駅に着いてもまだ胃がもたれていました。

身体は正直です。

 

 

映画「美味しいごはん」出演のちこさんが店長をされている

大阪枚方市樟葉のお食事「ゆにわ」の料理はとても美味しい上に

お腹がパンパンになるまで食べても胃がもたれません。

翌朝は空腹です。

 

 

不自然な食品を摂らず、食べるものに気を付けてから

少しずつ変わってきたことがありました。

 

 

繊細な差がわかる

 

 

味覚は記憶や慣れで形成されています。

家庭の味が濃ければ濃い味が好きになります。

しかし食べ物の味を変えれば味覚も変わるのです。

 

イギリス政府が密かに減塩パンの製造をメーカーへ依頼しました。

20%減塩しながらも国民はこれに気が付かなかった話は有名です。

この結果、虚血性心疾患や脳卒中は40%減ったそうです。

習慣とは怖いものですね。

 

スーパーやコンビニの弁当やお惣菜は

化学調味料や食品添加物が使用されて味も旨味も濃くなってます。

この味に慣れると濃くて、刺激や旨味の強い、

わかりやすい味が自分の基準になります。

 

自然素材の食材と調味料で調理された料理は味が薄く物足りなく感じます。

しかしその味に慣れて行くと素材の味が引き出されているとわかります。

濃い味付けは素材の繊細な味を隠してしまうのです。

 

繊細で微妙な味、透明に広がる優しい余韻を感じるようになると

市販のミネラルウォーターが硬水か軟水かは簡単に区別できます。

 

味覚は習慣から作られてその人の基準になります。

食習慣を変えればその基準も変わるのです。

 

 

外食やめて変わったこと

 

 

勤務先は新宿の高層ビルオフィスです。

お昼はどこも満員なので3年前から弁当を作っています。

毎日、弁当を食べながら食材の味付けや作り方をあれこれ考えてます。

たまにデパ地下でお惣菜を買うことがあるのですが、

美味しくないと感じる機会が増えました。

味が濃い、素材の味がぼんやりしている、油が良くないとか…。

 

先日、久々に同期と2人で食事をしました。

3年前と同じ新橋の小料理屋でした。

前は美味しかったのに、あれっ?て感じです。

 

外食は美味しくないので自分で作った方がまし…

コンビニ行って表示を見ると買える食品が無い…

こんな生活は不便じゃないの?と言われることもあります。

 

しかし繊細な差が判らない方が不便だと思います。

濃くて刺激の強い味が味覚の基準になっていると

他の感覚も同じようになるからです。

 

 

味覚は五感の中でも一番敏感でリッチな感覚です。

繊細な味の差を感じるようになると他の感覚も繊細になります。

感覚に細かい目盛りがいっぱい出来る感じです。

 

味覚が変わると、視覚、聴覚、臭覚、皮膚感覚、直感が変わり

毎日少しずつ研ぎ澄まされる気がします。

 

 

感覚が上がるとわかること

 

 

 

濃くて刺激が強く、粗く、判り易く、派手で、疲れを感じるものは偽物です。

本物は薄味で、繊細、微妙、細かくて透明感があり、余韻の優しいものです。

 

 

ロックは聴いた時の高揚感はあっても後で疲れる曲が多いです。

民謡や童謡には心が安らぐ普遍性を感んじる曲が多いです。

 

手に汗握って夢中で観ても記憶に残らない映画があります。

観た後も余韻がずっと残りまた観たくなる映画もあります。

 

 

どんなに言葉巧みに話をする人でも

オレは凄い!オレの話を聞け!と自分のアピールばかりする人は

声の響きから意図が伝わってきます。

 

孔子はこれを「巧言令色鮮し仁」と表現しました。

言葉巧みに表情を取り繕う人は思いやりのない人だと。

 

 

微妙な差や違和感を覚える感覚は食事だけでなく、

見るもの、聴くもの、会う人などにも広がります。

基準が変わるので生き方も変わります。

 

ではどこから始めれば良いのでしょうか?

 

 

調味料からスタート

 

 

良い調味料と油を揃えることからスタートしましょう!

天然の塩、天然の砂糖、ちゃんと醸造された味噌や醤油、酒、味醂、酢。
油は有機胡麻油、オリーブオイル、荏胡麻油、亜麻仁油等。

 

味噌、醤油、酒などの発酵食品は微生物が生きているものがお勧め。

腸内細菌を育むからです。

腸内細菌は心身に必須な物質を合成して補給している微生物。

第2の脳とも呼ばれ大切なコントロールセンターです。

 

 

昆布、鰹節、煮干し、干し椎茸、干しエビ等を旨味成分とします。

化学調味料は不要です。

 

私達が化学調味料で手に入れたものは何でしょうか?

料理に手間を掛けないことや

食事を作業の1つと考えることではないでしょうか。

 

失ったものはなんでしょうか?

素材の微妙な味わいを感じること、

素材の命や自然の恵みを頂くことへの感謝の気持ちではないでしょうか。

 

 

食材を選ぶ

 

 

野菜、魚は旬のもの、産地直送品がベストです。

スーパーでは1年中同じような温室野菜や

ロスの出にくい冷凍の魚が並ぶことが多いです。

だからお店探しがとても大切なのです!

 

無農薬や自然食品のお店がお勧めです。

私の場合、幸いにして、近くに産直野菜のお店や

大手魚屋チェーンがあるので助かっています。

 

棚に並ぶ野菜や魚は旬の素材。

季節のエネルギーが高い食材です。

野菜に含まれる植物繊維は腸内細菌の栄養素になります。

 

養殖魚は抗菌薬、消毒剤を使用しています。

国内の魚は養殖表示がされていますが、

外国産とされているものも養殖が多いので注意です。

 

 

輸入肉はニュージーランド産かフランス、スペイン産にしています。

成長ホルモン、抗菌薬不使用をアピールしている国だからです。

無い場合は国産にしています。

 

ビールはコーンスターチを使っていないもの。

コーンスターチは遺伝子組み換えトウモロコシなので。

 

それ以外は生産者の顔が見えるもの信用できるものを探します。

 

 

どんな料理をするか

 

 

基本はご飯とおかずと漬物。

それに味噌汁があればベストです。

お弁当もご飯とおかずと漬物です。

 

野菜、漬物、発酵食品は腸内細菌を育みます。

その点でも和食がいかに優れた食事かがわかります。

 

そしてお米です。

 

日本人はお米と深い関係を持っています。

天皇がその年に穫れた新穀を神様にお供えして

神様の恵みで新穀を得たことを感謝するお祭りを新嘗祭といいます。

日本書紀にも「新嘗(にいなめ)」という言葉が記されているそうです。

 

令和になった今年は新天皇が即位して最初なので「大嘗祭」といいます。

新穀で神様をもてなすと同時に天皇自らも新穀を食すことによって

新たなる力を得て次の年の豊穣を約束する行事と言われています。

 

戦後、GHQは新嘗祭を勤労感謝の日と改名させました。

お米と日本人の精神性を断ち切ろうとしたと言われています。

戦後の給食がパンにさせられて洋風の食事が浸透しましたが、

古来より日本人のパワーの源はお米なのです。

 

 

おかずの調理法はシンプルに焼く、蒸す、煮るなどです。

レシピはネットにたくさん出ています。

 

焼いた万願寺唐辛子と味噌

なめろう 

鯵を叩いて、味噌、生姜、ネギと合わせる。

 

南蛮漬け

子鰯をたくさん頂いたので揚げて漬けました。

自分で作ったものは毎日食べても飽きません。

 

ザワークラウト

塩とキャベツ、バジル少々。

乳酸菌と植物繊維の宝庫です。

酸味でさっぱりできます。

 

ぬか床

キュウリ、根菜類、生姜、茗荷、セロリ、何でも漬けます。

冷蔵庫に保管して、時々、かき回しています。

乳酸菌と植物繊維をいっぺんに摂れます。

「香の物」として食事のアクセントにもなります。

 

 

買ってきた食材を目の前にして

どんな風に料理するか想像して形にするのは楽しいですよ。

 

 

あったら良いもの

 

 

マイ箸とマイ皿

箸は自分の唇に触れるもの。

お皿も食事が直接触れるものです。

 

お惣菜やお弁当を買ってきても

マイ皿にとりわけてマイ箸で食べることをお勧めします。

お惣菜から命を頂き元気に変えていく気持ちで頂きます。

 

食品のパックから割り箸を使って

TVやスマホを見ながら食べる食事は作業的ですよね。

 

 

ホーロー鍋

直径17cm、おひとりさま用にあったら便利です。

炒める、煮るが出来ます。

素材から出る水を使って蒸し煮することで素材の風味を生かせます。

 

 

圧力鍋

生落花生、栗、煮物、牛スジなど短時間で調理できます。

ゆで時間50分の生落花生(おおまさり)は8分で済みます。

ホウレンソウ、エダマメ、カボチャなど蒸すのも簡単です。

 

フライパン

鉄分が取れる鉄製のものを使っています。

 

炊飯器と土鍋

毎朝のお弁当は炊飯器でお休みは土鍋で炊きます。

土鍋ならおこげも楽しめます!

 

 

 

 

 

誰のために作るか

 

 

私は単身なので自分の成長を祈って作ります。

エネルギーが高まって直感力が増して誰かの役に立てるように。

 

家族やパートナーがいれば

その人が笑顔になって幸せになるイメージで作ると良いでしょう。

誰かに食べていただくのなら皆が美味しいと喜ぶイメージで。

 

食材にも目を向けてあげます。

多くの人の手を経て目の前にあり、

その命を頂き食べる人の元気とさせて頂くことに感謝します。

 

 

食べ方は生き方

 

 

食材の良さを引き出すように料理していくと、

食べ方は変わり、生き方も変わります。

 

歳をとるほど自分の習慣を変えるのは大変なので

できることころから始めるのをお勧めいたします。

料理することで新しい世界ができると思います。

そして食べることを楽しみ生きることを楽しんでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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