こんな階段どうします?
実は…
私の大好物です!(変態!? どM!?)
喜んで…1段飛ばしで駆け上ります!
(迷惑にならないように細心の注意を払いますが)
エスカレーターかエレベーターを探す!
という方が多いかもしれませんね。
ところが
私たちの体には
”ちょっときつめ”の運動をすると
身体機能が高まるしくみがあります。
年齢に関係なく
元気に動けるしくみです。
その仕組みとはなんでしょうか?
その前に、
本日の主役をご紹介します!
彼女の名は ミトコンドリア 。
母親側の遺伝子を受け継ぐ家系なので
彼女としました。
私たちの細胞の中で
エネルギーを作り出しているのが、
ミトコンドリアです。
- ミトコンドリアって何?
生物の教科書には
細胞内器官の1種と記載されてます。起源をたどると、
遠い遠い昔、生命が誕生したころ
多くの生物は細胞に障害を与える酸素は
利用しませんでした。しかし、その酸素を使って、効率良く
エネルギーを作り出す細菌が現れました。その細菌がミトコンドリアです。
我々の遠い遠い祖先の細胞は、
酸素を使ってエネルギーを作るミトコンドリアを自分の中に取り込んだのです!
ミトコンドリアからエネルギーをもらって
反応効率を高めて生成したタンパク質等を
彼女にプレゼントするそんな関係を作りだしました。
- ミトコンドリアの憂鬱
ところが、時代は移り変わり、
便利な世の中になると昔のように体を動かすことが減り、
エネルギー消費が減ってきました。それで、
ミトコンドリアは手持無沙汰となりました。また、
いつでも、決まった時間に、食事をしているので、
摂取カロリーは十分で、飢餓状態になることはなくなりました。
エネルギーは余っているのです。
ここから、
ミトコンドリアの憂鬱が始まりました。
(…と勝手に想像してます…)頑張ってエネルギーを作らなくてもいいのよね~
やぁ~だ! 食べ過ぎちゃってる!!
(…と勝手にセリフにしました…)その結果、現代では、
加齢と共にミトコンドリアの数は減り、
質も低下しているそうです。働く機会が減り、
ドロップアウトして不良になった
ミトコンドリアや手を抜くミトコンドリアが出てきたのです。
彼女たちを覚醒させるには
どうすればよいのでしょうか? - ミトコンドリアの覚醒
ミトコンドリアはエネルギーが足りない状況、
運動による低酸素状態や
飢餓状態を察知すると、
刺激を受けて、「やばい!緊急事態だ!目を覚まそう!」と、
増殖を始めます。
そのためには
ちょっときつめの有酸素運動、
あるいは、プチ断食のように
体を一時的な飢餓状態に置くことが
有効とされています。このような刺激が加わると
ミトコンドリアは増えて、
質も良くなるそうです。 - ミトコンドリアを増やす方法
(昨年8月、NHK「ためしてガッテン」で紹介。)
*3分早歩き+3分ゆっくり歩きを5セット
(1分以上、少し心肺に負荷を加える運動をする)*1分以上、背筋を伸ばした姿勢をとってみる
*カロリー制限、プチ断食をしてみる
これらが刺激となり、ミトコンドリアは増殖します。
冒頭の一段飛ばし階段駆け上りも有効です!
ただし、
循環器系や呼吸器系に基礎疾患を持つ方や、
医療機関を受診されている方は、
制限されます。健常な方は、
心肺系に負荷がかかった時や低栄養状態に陥ると
ミトコンドリアが増えて
バックアップする機能が備わっています。自分ができる範囲で
楽しんで出来るようにアレンジして、歩く機会を作る、散歩コースの工夫、階段の活用等、
自分流の飽きずに継続できる工夫を入れてみると
良いかもしれません。
動かしても疲れにくい体を作る、
体が本来もっている機能を引き出して
いつもでも元気でいられる。そんな活力ある生活を送れると良いですね!
(お読みいただきありがとうございました!)
(ご意見等あればお送りください。)
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