旅トレラン~ソウルトレラン~

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旅先でトレイルランニングすると旅が深くなります。

自然の中、街を走り抜け、生活、文化、風習が溶け込んでくるからでしょうか。

今回、韓国ソウルで旅トレランする機会に恵まれました。

1人より大勢、次元の高い人と走ると感覚が上がります。

 

ソウル中心部を囲む城壁(漢陽都城)に沿って遊歩道が整備されています。

ここから市内が一望できます。

ソウル近郊には日帰り登山で人気の山が点在します。

2泊3日で旅トレランしました。

 

 

 

アテンド頂いたのはトレイルランニング界のレジェンド。

レジエンドと共に仲間達と旅トレラン楽しみました。

 

トレイルランニングは山野を走るスポーツ。

自分の力だけで自然と一体となって走れます。

しかし、登山道(トレイル)の状況、天候の影響を受けるので、リスクマネージが大切です。

今回、雨で濡れた下りの走り方、自分の壁を乗り越える走りを学ぶ機会になりました。

石が点在したスリッピーな下り坂で転ばないために、レジェンドが処方したのは「前傾」と「もも上げ走」でした。

 

滑りやすい石の上で後傾すれば転倒するので、前傾での接地が必要です。

歩幅が大きいと、ちょっとしたミスが大きな転倒に繋がるので、ももあげ走のイメージで細かくステップすれば、下りをコントロールできます。

 

レジエンドいわく、

登りは体力だが、下りは技術なので、ちょっとした気づきで上達できる。

 

 

下りの技術は、アイゼンの歩き方、スキーの滑り方、サーフィンのテイクオフと共通しています。

 

斜面に対して垂直より鋭角に接しないとコントロールできません。

アイゼンは脛を前に傾けると雪面がとらえられる。

スキーは前傾すれば板が雪面をとらえる。

サーフィンは波の角度に合わせないと滑らない。

基本は同じですね。

 

レジエンドと同じ、ハイスピードで滑らかな下りの走りはどうすれば出来るのか?

スキーと同じだと言われました。

後ろにくっついて、「感覚」をインストールすれば、出来るようになると。

 

コース取り、足運び、接地のさせ方(丁寧に接地するので音がしない)をまねて、レジエンドのスピードについていくと、同じ次元に上がります。

そして今までの自分の枠が取っ払われます。

 

1人での上達は限界あるが、上級者といれば引き上げられるということですね。

スポーツに限らず、成長するには、自分よりステージの高い人と過ごすのが早道です。

 

 

ソウルのトレイルは良く整備されています。

街中には標識が整備されて、路面に表示もあります。

トレイルには緊急時にアクセスできるQRコード、現在地の座標等が整備されています。

さらにファーストキットも整備されています。

 

トレイルヘッドまでは市内から地下鉄で簡単アクセス。

車内は広く、空いている時は自転車も入っていました。

 

ソウルでは、登山の人気は高く、登山道入口にはアウトドアショップが軒を並べます。

海鮮、ナマズ、ウナギ、焼肉、家庭料理、お弁当の海苔巻を売る店も軒を並べています。

登山と共に食事も大切にしているソウルの皆さんでした。

 

 

今回の旅トレランは総勢10名でした。

 

全員で助け合い、声を掛けあい、注意をし合いながら走り、普段以上の力を出せた方が続出しました。トラブルもありませんでした。

皆で作り出す場の力が働いたのだろうと思いました。

不思議と天気も味方してくれました。

 

お風呂についたら、小雨が豪雨になり、出る時は陽が射していました。

 

ソウルトレランで少し筋肉痛ですが、とても元気になって戻りました。

 

トレイルランニングの技術が上がると、もっともっと、自然の中で自由になれます。

眼の前に集中するので、余計な雑念を頭から wash out できます。

1人より大勢で、上級者と過ごすと、自分の次元が上がります。

 

そんな旅ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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