なぜ、昔の人は
永遠に幸せになりたかったら
釣りを覚えなさい。
と言ったのでしょう?
ボート釣りをしながら
考えてみました。
海釣りとは
海釣りは、大きく分けると
・陸で釣るか
・海で釣るか
です。
陸で釣るのは、
・海岸から投げ釣りする
・岩壁や防波堤で釣る
です。
共に
岸や湾内を回遊する魚が対象です。
気軽に楽しめるけど、
ライフジャケット着用、
テトラポット等危険箇所に立ち入らない
子供さんから目を離せない等、
注意が必要です。
海で釣るのは、
・釣り船に乗船して釣る
・ボート等を自分で漕いで釣る
のが一般的です。
釣り船では船頭の指示に従います。
魚とアクセスしやすいけれど、
船酔いしても戻ってくれません。
ボート釣りは気ままだけど、
魚のいるポイントは判りません。
天候の影響を受けるので無理は禁物で、
沖出しの風の時など遠出できません。
そして、漕ぐので疲れます。
いずれもライフジャケットは必須です。
今回は、
シットオンカヤックでキスを狙いました!
海釣りで考えること
海はいろんな魚がいるので狙う魚を絞ります。
魚によって、
仕掛け、竿、リール等の道具が違うからです。
釣るポイントは、
海底が黒く見える所は
下が岩や海藻で覆われた岩礁帯です。
岩礁帯は仕掛けが根掛かりしやすく、
釣り糸を切るフグや、
釣果として持ち帰らないベラ等が
多く釣れてしまいます。
海底が白っぽく見える所は
海底が砂地で根掛かりは少なく
キス、カレイ等がいます。
今回は
夏休み最後の日曜日で賑わう、
一色海水浴場沖でキスを釣ることとしました。
川と海釣りとの違い
川は淡水なので後始末が楽です。
魚の取り扱いにあまり注意することは
ありません。
海水は道具やウエアにダメージを与えます。
海釣りに使用したものは、全て、
塩分を良く洗い流す必要があります。
また海の魚はヒレ、エラ等に鋭いトゲ、
中には毒を持つ魚がいるので、
素手で触ると怪我をするので注意なのです。
今回はミトンとペンチを持参しました。
ミトンで魚をつかみ、ペンチで針を外すことで
手に傷を作ることなく楽に取り扱えました。
海は大らか?
海釣りは何が釣れるか判らないところが
面白いのです。
魚種が多く季節で回遊する魚が異なります。
潮の影響も受けるので、
干潮、満潮の時間を参考にします。
以上の
潮の動き、水深、場所、水温等を考慮して、
魚を狙うことになります。
釣り方は、ほぼ、向こう合わせ。
魚のアタリ(魚信)を待てばよいのです。
すぐに合わせるのでなく、
魚が確実に針に掛かってから合わせて
釣り上げるとよいです。
海の上で感じること
海上はとても静かです。
海水浴シーズン後はさらにです。
沖に出ると
風と鳥と波の音しか聞こえません。
トンビが舞い、カモメが飛び、
雲が流れる。
時折、海面から小魚が飛び跳ね、逃げ惑う。
大きな魚に追われているのでしょう。
その小魚をウやトンビ、カモメも狙う。
カモメが海面に浮かんでいる時は
近くに小魚がいます。
小魚を追って、サバ、イナダ等もいます。
それを釣り人も狙います。
鳥も魚も人も海でつながっています。
潮の満ち干、季節、大気の流れとも、
つながっていると感じます。
地球を感じながら、気ままに釣りしたら
楽しいと思いませんか?
キスが釣れました
餌のアオイソメを付けて仕掛けを沈めると
程なく、プルプルとアタリが来ました。
やがて、ビュンと引くので、そこで合わせます。
リールを巻くと、銀色に輝くキスが現れます。
この日は浅い水深、4〜5mの海底で良く釣れました。
釣った魚を食べること
釣るのは面白いのですが、
必要以上、釣る必要はないと思います。
また持ち帰らない魚は海に戻します。
自分でいただく分だけ
保冷剤で鮮度を保ち、持ち帰りました。
フリットにしてレモン塩でいただきました。
数時間前は海底で餌をあさっていた彼ら。
海で躍動していた生命力を想って、
ありがたく、いただきました。
不思議なことに
釣ったからという義務感で食べると、
魚は美味しくないのです。
仕方ないという気持ちが
どこかに反映されるからでしょうか。
さっきまで海で泳いでいた
彼らの活力をいただきます!と思って、
食べると美味しくなります。
食べ物をいただくときの気持ちが
大切なのでしょう。
海の釣りは
スケールの大きな季節の移り変わり、潮の満干、
繰り返される鳥や魚の営みを感じられる時間だと
思います。
あなたはどんな釣りをしたいですか?☺️☺️
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