自然から元気をいただくシニアライフ

• サーフィンは無縁のもの…でした

  
  50を過ぎるまで、まさか…
  自分がサーフィンを始めるとは
  思ってもみませんでした。

  ところが、機会あって、
  やりだすと…

  本当に楽しい！
  サーフィンしてると
  心も体も元気になります！

  始めてみて、感じたことを
  書いてみます。

• サーフィンは難しい？

  
  スポーツの中でも
  難しさは上位だと思う。

  ボード、ウエットスーツ等があって
  波のある場所に行けて、

  技術に見合う波が来て
  他のサーファーとのタイミングも

  すべて合わないと…

  波には乗れない。

  山に行くのは

  車、ロープウエイ等で
  山頂付近まで行ける所も多い。

  スキー、スノボは

  リフトが上まで運んでくれて、
  それから滑ればよい。

• やってできるもの？

  
  やってみよう！
  という気持ちがあれば
  できます！

  ちょっと体力は使いますが。

  ロングボード（9ft；274cm以上）は
  比較的安定していて、沈まず、
  操作しやすいです。

• どうやって始めたらよいのか？

サーフスクールに通うことを
お勧めします！

私が始めたきっかけは、
入会したアウトドアクラブの
プログラムにサーフィンが
ありました。

ちょっと無理かもしれないけど
教えてもらえるものなら…
やってみるか！

という感じで、
スクール用ロングボードを借りて、
始めました。

初級プログラムは、
パドリングとテイクオフ（ボードに立つ）
の練習。

波が少しあるときは
インストラクターの方が
海の中に立って、

ボードに寝そべるドド状の私を
押していただき、
立っては転びを繰り返しました。

ボードに立てた瞬間は、
今まで経験したことのない…

”運ばれている”感に夢中でした。

中級プログラムでは、
プロの方の率いるサーフツアーへ参加。

同じ頃に始めたメンバーで
ワイワイとあちこちの海へ
連れて行っていただきました。

しかし…海に入り…
波が大きくなると
恐怖心との闘いでした。

ビビッてモタモタしていると、
『なぜ行かない！』と
愛のムチをいただき、

乗るべき波とタイミングを
身を以て教えていただきました。

この時に、
教えていただいたことが
今も血肉になっています。

しっかりした方に
教えていただくことが、
とても大切です。

それと、
混んでいる湘南エリアより
空いてる千葉等をお勧めします。

サーフスクールに行って
体験してみるとよいと思います。

• サーファーは不良が多い？
  

  サーファーは不良で浮ついている人達
  と思ってました（笑）。

  いい加減でちゃらい人種だと。

  とんでもない！！

  波という自然の脅威に
  自己責任で立ち向かっている。

  うそ、ごまかしと無縁の人達。
  性善説で人と接することが
  できる世界と感じてます。

  サーフィンには、
  一つの波には一人が乗る
  というルールがあります。

  初めに乗った人にその波を譲る
  というルールです。

  お互いに競いますが、
  相手を尊重します。

  混み合うポイントは
  厳しいかもしれませんが…。

  始めたばかりの頃、

  『ルール判っているの！』と

  女性サーファーに怒られ、
  『すいません！』と
  覚えてきました。

  人の邪魔をしないということは
  あたりまえですよね。

  釣り人がいても同じ。
  先行者を優先です。
  海はシェアするものなので。

• サーファーは仲良くなる

  なぜか、サーファー同志、
  仲良くなりやすい気がします。

  波相手に頑張っている仲間だから
  …なのか、

  風、波…
  自然環境に翻弄される苦労が
  理解できるからか…

  初対面の方でも
  サーフィンしてると判ると、
  あっという間に親近感が
  出てきます。

• 危ないスポーツですよね？

  危険はあります。

  サーファー同士がぶつかれば危険ですし、
  海中には岩があります。
  流れもあります。
  エイ（痛かった！）やクラゲがいます。

  波のパワーはすごいです。

  波に巻かれると、足につけた
  リューシュコードに引っ張られ、

  すごい勢いでボードが戻ってきます。
  フィンも危険です。

  海の状況をよく観察して、
  Go or Not Go を自己責任で決めます。

  教えていただいた方からは、

  『波のサイズが上がったら、
  　一度上がりなさい！』
  『何かあったら、
  　泳いで戻る覚悟でいなさい！』
  『常に自分の位置を
  　陸の目印で確認しなさい！』
  　⇒流されているか等の確認
  『テトラポットには近づかない！』

  いろいろご指導いただきました。

  無理はしないことです。

  最後は
  航海？の安全を祈念しています！

  

• それでも楽しい！

  いろいろなスポーツをしましたが、
  サーフィンは別格です。

  なぜ？

  波と一体になって、違う世界に、
  踏み込んでいる気がするのです。

  スキーやスノボも斜面を滑りますが、
  斜面（雪面）は動きません。

  

  波は風と海水が作り出した
  自然エネルギーのかたまりです。

  重い海水が大量に動くので
  大きなパワーを持ってます。

  この圧倒的なエネルギーを
  ボードに乗って受け取るのが、
  サーフィンです。

  ウインドサーフィンもしましたが…

  風のパワーをセールに受けて、
  その力がボードを動かすのですが…

  ”一体感”は、
  サーフィンには全く及ばない！
  と思いました。

  

  波と一体になることで、
  その瞬間、自分のいる次元が変わる
  ような気がします。

• 車ないけどできる？
  
  私は、千葉南にあるサーフショップに、
  ボードと自転車を預かっていただき、

  高速バスと路線バスを乗り継いで
  サーフィンしてます。

  野菜やお魚のお土産を買って、
  ビールと共にバスで寝ながら…
  帰ります。

  車で波をチェックしながら
  移動するのが普通だと思いますが、

  バス通いでも可能です。

• サーフィンしていて不思議なこと

  波に乗るのは体力を使います。

  だんだん腕の力が無くなり、
  ヘロヘロになって
  海から上がるのですが、

  着替え終わると、
  心も体も、

  とても　”すっきり”　します。

  登山して、山から戻り、
  温泉に入って着替えた後の
  すっきり感とは、

  かなり違います。

  海に入ることで、
  心と体が浄化された感じがします。

  寝不足で体も疲れてたけど、
  サーフィンしたら
  なぜか、とてもすっきりした！

  皆そう言います。

  海と自然に浄化され、
  エネルギーチャージされている！

  と思います。

• 世界観が変わります

  

  来年、還暦になりますが、

  これからも
  体をいたわり、無理をせず、
  感謝をして、

  波から、海から、
  自然のエネルギーを
  いただいていこうと思います。

  波を待つ間は、
  自分も自然の一部として存在し、

  波に乗れた時は、
  真っ白になる感覚を体験すると

  世界観が変わると思います。

（ここまでお読み頂きありがとうございます。）

ご意見やご感想をいただければ幸いです。

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