勝手に ♪ 登山!の人 増加中?

この記事は4分で読めます

 久しぶりに登山してみて

勝手な方が増えたのかな?

と感じました。

 

礼節、謙虚、誠実、勤勉等、

日本人の美徳と言われるものは

山でも変わりつつあるのかなと思ます。

 

 

今回は息子と2人で蝶ヶ岳を目指し、

山小屋泊を経験してもらうテーマで

山行しました。

 

 

山での話し声

 

 

蝶ヶ岳は

 

上部はつづらおりの悪路が続く

割とタフな山です。

 

鳥の声を聴きながら

一歩、一歩、登ります。

 

熊よけの鈴を着けてる方が近づくと

鈴の音でわかります。

 

 

中には…

 

遠くから話し声が聞こえてくる

パーティーがありました。

 

 

 

渓谷のせせらぎの音、

鳥の声、風の音で癒され、

リフレッシュされているのに…

 

 

声高な世間話が聞こえてくると

現実に引き戻されて、

いっぺんに疲れを覚えます。

 

 

 

登山道は、皆が使い、

譲り合う場所だと思います。

 

 

頑張り合い、声を掛けあう状況

旧知を深める会話もあるでしょう。

 

 

しかし、程度の差こそあれ、

 

 

自宅の居間や居酒屋と同様の会話を

続ける場と違うのではないか?

 

と思いました。

 

 

 

上から大きな石が落ちてきた!

 

 

登山中は、

先行パーティを抜きつ、抜かれつ、

登ります。

 

 

どのパーティーも同じかと言えば、

大きな差があり、

 

 

残念ながら…

 

服装、態度を見れば、

どんな方か、すぐわかります。

 

 

登山者には見えない

若い大学生位のグループに

道を譲り、間隔を空けて

下から登っていくと、

 

 

なんと!

 

 

上から大きな石が転がってきて

少し前の登山道を横切り

下へ落ちて行きました。

 

 

思わず、

 

「石をおとすなぁぁ!!!」と

 

怒鳴ってしまったのですが、

 

登山道の下の人達に対して、

 

「落(石)!!…」と

 

注意喚起すべきだったと反省してます。

 

 

現場は見てません。

自然の落石かもしれません。

 

 

しかし、

 

 

かなりの大きさの石が1つだけ

上の登山道から転がってきた状況は、

不自然に感じました。

 

 

こんな人達の下に居たくない!

 

 

スピードを上げて登り

彼らを抜き返しました。

 

 

先行者を見て

身の防衛をせざるを得ない

今の登山状況はストレスです。

 

しかし

 

自分の身は自分で守るしかないのです。

 

 

平成25年から

長野県山岳防止対策協会は

山岳ヘルメット着用奨励山域を指定し

ヘルメットをレンタルしています。

 

 

今回は稜線を歩かないので

ヘルメットは持参しなかったのですが

心にしこりが残りました。

 

 

蝶ヶ岳ヒュッテにて

 

 

今回、槍ヶ岳はよく見えませんでした。

それでも、雲の間に間に、

穂高連峰、槍ヶ岳が見え隠れする風景は

ここならではです。

 

 

標準工程時間よりかなり早く登ったので、

ヒュッテの布団に潜り、一眠りとしました。

 

 

今回のテーマは、

 

山小屋について

息子に体験してもらうことでした。

 

 

山小屋での自分の場所は敷布団1枚分。

混むとそれ以下(原則、早い者勝ち)

 

ザックの置き場所、衣服の乾燥スペース

バイオトイレの使い方

(拭いた紙は便槽でなく、近くの段ボールに廃棄)

登山靴の取り違い防止

夕食も朝食も、5:30スタート。

21:00消灯等。

 

 

狭い山小屋を

利用者全員でシェアするので、

多少の不便は仕方ないのです。

 

その代わり、

食事と寝る場所は確保されています。

 

 

一方、

 

 

標高2600mを超えるテント場では

テントを設営する人たちがいます。

 

 

テント内では一国一城の主ですが

風に飛ばされないように、

雨に濡れないように設営しないと

安住は得られません。

 

 

一晩中、

風雨の音を聴きながら、

ゴツゴツした地面にマットを敷いて

シュラフで寝ます。

 

 

山小屋とテント

一長一短あります。

 

 

 

山小屋では、

寝るか、食う・飲むか、喋るか、山眺めるか。

 

 

他の人との距離も近いので、

耳栓を持参しました。

(山小屋でも販売されてました!)

 

 

今回は、

 

 

山にも、山小屋にも、いろんな人がいる!

 

という、

学びとなりました。

 

 

思ったより、

消灯後は静かでした。

 

 

明朝、登山、或いは下山と

目指す方向同じなので、

消灯後は静かなのでしょう。

 

 

登山道の真ん中で休む人たち

 

 

翌朝は天候の回復を待ちましたが

雨も降り出したため、

早々に下山しました。

 

 

稜線は10mを超える風が吹いていましたが、

三俣への登山道は樹林帯を降りるので

風は避けられます。

 

登山道では

登りの登山者に道を譲るのがマナーです。

 

昨日、登るときも、

 

わざわざ、すれ違う場所まで

元来た道を戻って、譲って頂いた方々も

いました。

 

 

しかし、

登山道のすぐ脇で、足を投げ出して

休んでいるグループもあれば、

 

 

登山道の真ん中に立って休んでいる人に

声を掛けて、

下山する場面もありました。

 

 

いろんな人がいました。

 

 

自らただす

 

 

人の事をとやかく言うより、

自らの行動をただすしかないな

と思いました。

 

自らの行動から、

まわりまわっていくしかないのだろうと。

 

 

 

山道では

小石1つ落とさぬように

足の運び方、歩き方に注意して、

後続の人に配慮します。

 

 

道をすれ違う場合は

早めによける場所を確保して待ちます。

 

 

山小屋では

話す音量、話す内容、

レジ袋の持ち込みなど

自分の立てる音に配慮します。

 

 

 

「俺の話を聞け!」的な自慢話は

無意識に周囲へ圧力を発しているので、

聞かされる側には苦痛です。

 

 

あたりまえのことを実践して、

自らを律する。

 

それが、皆で普通に出来ることが

山でも、海でも、日常でも、

広まっていけば良いなと。

 

 

山に登って感じたことでした。

 

 

(ここまでお読み頂きありがとうございます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。