自分の原点~アウトドアをライフワークに~

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  • あなたの原点は何ですか?

    と訊かれたら、
    どんな答になるのでしょうか。

    原点≒行動の価値基準としたら、

    今の私の原点は
    葉山のトレッキングから始まりました。
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    自分中心の世界を抜け出して
    人のことを思いやる。

    そんな当たり前のことを気づかせて
    もらったきっかけがトレッキングでした。

    アウトドア活動は人に配慮する場面が多い。
    他者を思いやる方が自分中心でいるより、
    心はとても落ち着き安らぎます。

  • 自己中ワールドで行き詰る

    以前の私は、
    効率を最優先し、仕事も家庭も、
    自分中心に生きていました。

    仕事をある程度仕上げれば、さっさと
    インドアフィットネスクラブに通い、
    エアロビクスダンスプログラムで
    汗を流してました。

    インストラクターの振りが良く見えて
    大きく動ける場所をいつも確保しようと
    していました。

    家に帰れば、クタクタだったので、

    夜更けまでTVに興じている家族には
    「静かにしろ!」と接して
    さっさと寝ていました。

    その結果は…

    仕事では望む地位に昇格できず
    思い通りに仕事をしない部下とは
    衝突して、
    家族との溝も深まっていきました。

    マンションが狭いから
    自分と家族の間に摩擦が生じるのだと
    言い訳をしていました。

    友達も欲しかったのですが
    出来ませんでした。

    そして

    『どうぞお1人でご自由に暮らしてください!』
     と言われて、

    1人暮らしの地を自然の豊かな場所に求めて
    たどり着いたのが葉山でした。

  • 海も山もあるところ
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    葉山は山が海に迫る風光明媚な場所で
    御用邸があることでも有名です。

    海からの風が山にぶつかり
    そこから後ろへ雲が沸き上がっていく
    バス停からそんな風景を望める
    自然の豊かな場所です。

    そこに、
    アウトドアのフィットネスクラブがあり、
    入会してみました。

  • 競合のない人間関係

    このクラブで最初に参加したプログラムが
    トレッキングでした。

    はじめての参加プログラムで
    知り合いが誰もいない場所で
    緊張していたのですが、

    『初めまして!私は○○と言います!』
    『○△と呼んでね!』

    と声を掛けられ、

    私はしどろもどろ…でした。

    なぜなら

    以前のインドアフィットネスクラブでは
    他のメンバーは場所を取り合うライバルと
    思っていたので、

    親しく話をすることは
    なかったからです。

  • 心が落ち着いた

    アウトドアは自然の中の活動を楽しむので
    メンバー同志は運命共同体となります。

    お互いに助け合い、相手を思いやり、
    損得を考えず、素直に振る舞えます。
    あたりまえのことです。

    しかし、今まで、
    頑張らなきゃ、負けたくない、認めて欲しい…
    どっちが損?得?という自己中モードだったので
    心は疲れていました。

    トレッキングをした時に
    素直に相手と向き合える自分でいられて
    とても楽になり、心は落ち着きました。

    はじめてお会いした方々と
    ごくごく普通に

    トンビにから揚げをさらわれたことや
    最近増えて困った台湾リスの話をして

    眼下の穏やかな海を眺め
    山から降りてきた
    メジロやツグミを見て

    里山を歩きました。

    アウトドアでは
    自己中モードをリセットできる。

    こんな当たり前のことが
    こんなに心落ち着くんだ。

  • トレッキングからサーフィンへ

    7年前にトレッキングから始めた
    アウトドアの活動は

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    下りの山道(トレイル)を走る
    トレイルランニングに発展しました。

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    さらに登山を始めて
    テントを持って縦走するようになり
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    山に雪が残る季節は
    バックカントリースキーへと
    活動の範囲が広がりました。
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    海でも
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    アウトリガーカヌー、シーカヤック、

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    シュノーケリング、SUP
    と広がっていき…

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    52歳からサーフィンを始めました。

    アウトドア活動で共通しているのは、
    自然環境や周囲の人に関心が向くこと。
    人を配慮できるようになること。

    日常生活では色々なことに
    心が迷い、それが悩みを生み出しています。

    しかしアウトドアでは、
    目前の状況に集中せざるを得ません。

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    沖から波が来たら
    ベストの位置を求めて移動して
    波に合わせて全力でパドリングして
    気が付けばテイクオフしているのです。
    心が思い悩む時間などありません。

    他のサーファーが早くテイクオフすれば
    その波を譲って、次の波を待ちます。

    山の鎖場では自分の安全を確保しつつ、
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    足の置き場と周囲の人との位置関係に注意して
    鎖やロープを活用します。

    足元の小石といえども
    落とせば事故につながるので
    細心の注意を払います。

    今ここに集中するアウトドアでの体験は

    日常生活でも、目前の状況に集中する、
    他の人に配慮する姿勢につながると
    思います。

    良く食べ、よく寝られて、体力もついてきます。

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    そして、共に楽しめる仲間が増えます。

    もし私に役割が与えられているとしたら、

    自分中心ではなく、
    人のために活動する方が心身は健やかになると

    アウトドアを通じて実践しなさいと
    言われている気がします。

    ここまでお読み頂きありがとうございました。

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