日本のオジサンは世界一孤独なのか?

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「世界一孤独な日本のオジサン」

話題になっていたので、世のオジサンのために読んでみました。

女性のコミュニケーション研究家が書いたもので、少し賛同できないところはあります。

しかし、特に、私と同じサラリーマンのオジサンには、お伝えしたいメッセージがあると思いました。

 

 

会社以外に自分の居場所を作る

 

 

会社と家庭以外に自分の居場所があるオジサンは孤独になりません。しかし、居場所がないと感じてるオジサンは、早く居場所を作り始めた方が良いです。

 

肩書、地位、過去実績など、会社にしがみついているオジサンほど、退職後の社会復帰やコミュニケーションに支障を来すとされています。こういう人は社内でも浮いています。

 

私のかつての上司は、部長昇格後、週末にはご近所のリクレーション、インディアカ(手で打つバトミントン)に参加し始めました。

定年になってからでは手遅れなので早めに行動すると言っていました。社内からご近所の付き合いへシフトする先見性を持った方でした。

 

地域コミュニティ参加は理想ですが、地域事情や集合住宅で状況は異なるでしょう。

 

以前、私は100戸のマンションの管理組合理事長をしていましたが、隣の人との交流はなく、マンションには参加したいコミュニティはありませんでした。

 

自分がやりたいこと、得意なこと、そんな集まりやコミュニティを探すことが入口だと思います。

 

ネット上に居場所を作る

 

ネット上に自分の居場所を作るのもありだと思います。SNSのFBやインスタで自分の居場所は簡単に作れます。プライベートな自分を認識してもらうには良いかもしれません。

 

しかし、どうせなら、社会に認知される居場所を目指したらどうでしょうか。

 

本の冒頭に  ”孤独と人に必要とされていないという感覚は究極の貧困である”  という、マザーテレサの言葉が引用されています。

「人に必要とされる」ことは孤独にならないキーワードです。

 

リアルでも、ネットでも、人に必要とされている居場所を作ることが、社会とつながっている安心感になります。

 

私の周りには、会社退職後どうしようか考えないと、と言いながら何もしていないオジサンが結構います。

 

 

理想の居場所とは

 

 

そこにいるだけで元気になれる居場所が理想です。人それぞれで違うと思います。

 

そこに居る時は楽しいけど、後になると疲れを感じる所は、目指す所ではありません。感情にはかなりのエネルギーを使います。一時的に盛り上がっても、後で疲労を感じる場所には長く居られません。エネルギーが切れてしまうからです。

 

事後でも、なんか元気をもらったなと感じられる場所こそ、自分に合っていて自分らしく居られる場所です。

 

私はサーフィンに出掛けると、身体はくたくたになるのですが、不思議と頭はスッキリして、元気になります。後日、その時のことを思いだすだけでも元気が出てきます。

 

登山もバックカントリースキーでも同じです。

 

体力的、精神的なエネルギーを使っても、後から「良かったな!元気になるな!」と感じる居場所は、自分の熱量(エネルギー)の源泉に繋がっています。

 

常に源泉からエネルギーが供給される場合は、自分らしく、元気でいられる場所です。

 

 

居場所(エネルギーの源泉)の見つけ方

 

 

本屋に行って本の背表紙を眺めて、なんか良いなという本を手に取り、そこからヒントを得るというワークがあります。普段、行かないような本棚も見ると、意外な発見があるかもしれません。

 

 

 

小学校の頃、夢中になっていたことを思いだしてみるのも良い方法です。ついつい熱中していた所に自分の熱量の源泉があります。

 

目指すのは、自分が元気になり、他の人の役に立てる所が理想の居場所です。そこでは孤独と無縁のはずです。

 

 

私は小学校時代、虫捕りやザリガニ捕り等の外遊びに夢中になっていました。

 

それがアウトドアスポーツに繋がったと思います。今は、自然の中で体を動かして、こころも体も元気になる居場所作りを目指しています。

 

 

居場所は探すのではなくて決めるもの

 

 

世には自分探しのセミナーが多くあります。私も教材を購入してワークをしました。しかし、至った結論は、探すのではなく決めることです。

 

居場所も当りを着けていったん決めます。

そして取り敢えず前に進みます。

進んで違うと思ったら、また変えれば良いのです。

 

行動する前に色々な選択肢を吟味するのは止めましょう。

行動が遅れるといつまでも現実は変わりません。

 

最後は一緒に居る人

 

 

最後はどんな人と一緒に居るかです。

自分1人で理想の居場所を作ろうとしても大変です。同じ理想や方向性を持つ仲間と一緒に盛り上げていく方が良い居場所になっていくと思います。

 

共に居る仲間の見極めポイントは、その人と居た後、1人になって元気になっているか、なんか疲れているかです。

 

 

自分が世の中に必要とされている居場所作りこそ、いつまでも元気で、明るく楽しく過ごせるポイントだと思います。

 

 

 

私自身、シニアのサラリーマンとして居場所作りの真っ最中です。

今まで経験したことを書かせていただきました。

 

 

不十分な点、至らぬ点も多いと思います。

少しでも参考にして頂ければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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